あっという間で、もうすぐ2021年も終わりますね。
今回は、ちょっとピアノから離れて、最近のことについて書きます。
今年、特に秋に緊急事態宣言が解除されてからは、展覧会に興味が向き、時間を見つけて足を運んでいました。もともと絵画を見るのが好きで、旅行に行くと必ずその土地の美術館に行くのですが、普段生活の中ではなかなか「行こう!」という気持ちと予定などタイミングが合わず…。
書きたいと思いながらいつの間に時間が経ってしまっていたのですが、最近行ってきた中でなかなか興味深いと思ったのが、世田谷美術館のコレクション展「ART/MUSIC」。
横尾忠則や草間彌生、主に20世紀半ば以降の、音楽からインスピレーション得た作品、また音楽と深い関わりのあった画家たちの作品や、LPジャケットや書籍などの関連資料が多数展示されていました。(アマチュア音楽家であったルソーの楽譜も!)
音楽との関連ということで、何となく比較的穏やかなものを勝手にイメージしていたのですが、メインは激動の時代をじかに反映する、ロックやポップ、テクノ系の音楽から影響を受けた作品。それぞれの作家の強烈な個性とメッセージ性、その表現の自由さにただただ圧倒されました…。(サティの作品が収められた、高橋アキのLPジャケットなど、一部クラシックもありました)
まだ始まったばかりで、2022年4月10日まであるのでご興味のある方は是非!
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さて、もう一つは以前ご紹介した陶芸家・吉田知世さんと、華道家の瀬尾理祥さんとのコラボレーション「花と小さなうつわ展」。
花器を中心とした展示と、生け花を基にした、すてきなお花の生け方のワークショップでした。
ご自身も華道の経験のある吉田さん。シンプルな形でありながら、釉薬や色彩によって温かさを感じさせる繊細なデザインの器は、どのお花にもとても良く合っていました。
私もワークショップに参加し、瀬尾さんのご指導のもとお花を生けてみました(というより、先生に生けていただきました 笑)。
来年も、ピアノや音楽と並行して、様々な文化に触れたいと思います。
皆様どうぞ良いお年を!