6月3日、フィンランドのエスポ―にて、私の作曲したピアノのための小品「Lacerta」と「5拍子のワルツ」が初演されました。
これまでも時々折に触れて紹介してきた作曲家の友人、アリ・ロンパネン氏はピアニストでもあり、昨年のクリスマスから何度か延期になっていたコンサートがようやく実現したようです。
「夏の花」と題されたプログラムは、フィンランドと日本の作品で組まれ、ロンパネン氏の作品とシベリウス、パルムグレン、三善晃、そして私の曲が演奏されました。
会場は子供のための文化施設で、自然あふれる外の公園にピアノを設置しての屋外コンサートでした。この日は気持ちよく晴れ、演奏中もずっと鳥がさえずっていたようです。
演奏会中 (© Lasten kulttuurikeskus Aurora)
現地でもコロナ禍による規制でなかなか思うようにコンサートが開催できない時期が続いていました。今回も直前まで開催が危ぶまれたようでしたが、久しぶりの演奏会にお客さんも喜んでいたそうです。
演奏中のアリ (© Ari Romppanen)
このような穏やかな雰囲気の中、その場にいらした皆さんに楽しんでいただけたようで、私もとても幸せに思います。
素敵なプログラムと共に演奏してくれたアリ、そして聴いて下さった皆さんにこの場を借りて深く感謝いたします。