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2021/07/24

ピアノ発表会

 

私が講師を務めさせていただいている、ピアノ教室の発表会で生徒さんから頂いたお花です。ぱっと華やかで、この季節にぴったりの、元気が出る色ですね。

昨日は教室の発表会でした。昨年に引き続き、感染症対策に気を配りながらの開催でしたので色々大変な面はありましたが、生徒の皆さんの成長を間近で見られるのは大変嬉しいことですね。皆さんそれぞれ、音楽と向き合い楽しんで続けてくれたらと思います。


演奏動画: プーランク「エディット・ピアフを讃えて」

久しぶりに、現代音楽ではない作品の演奏動画です。

私の大好きな作曲家の一人、フランシス・プーランクの「エディット・ピアフを讃えて(15の即興曲より 第15番)」です。

 


プーランクの作品の中でも、比較的よく演奏される曲ではないでしょうか。

20世紀前半のフランスを代表するシャンソン歌手、エディット・ピアフの繊細ながら力強い歌声を思わせますこの曲は、メロディーを重視したプーランクならではの名曲ですね。

ちなみに、実際のエディット・ピアフの歌声はこんな感じです。



演奏動画: 「スノーボールアース」 (A. ロンパネン)

2019年に、ウィーンの「アルテ・シュミーデ」でリサイタルを行った際に初演した、アリ・ロンパネンの「スノーボールアース」を改めて録音しました。

 


 

難易度、そして複雑さを極めた作品を書くというミッションの元に生まれたこの作品は、和声・アラベスク・連打という3つの要素をベースに発展していきます。スノーボールアースとは、かつてあったとされる、地球表面全体が凍結するほど激しい氷河時代の、凍った地球のこと。まさに想像を絶するような凍てつく寒さや、激しい地吹雪を思い起こさせるような曲想です。

ここ最近の連日の猛暑日には、ちょうどいい選曲かもしれません。(笑)

ちなみにこの作品は、私がグラーツの現代音楽科にいたころ、楽譜から音符をできるだけ速く読んで弾く訓練として、レッスンで出された課題でした。しかし、音数の多い曲はある程度覚え込むことなしには弾けないですね…(そして、譜めくりの時間がないことも)。