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2020/10/26

ウィーンでのリサイタル Der Spielzeugkasten @ Alte Schmiede

前回の投稿から、ずいぶん間隔が空いてしまいました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。 

先日は、ウィーンにて現代音楽を中心としたリサイタルがありました。
プログラムは、「音楽のおもちゃ箱」と題して、無邪気な子供らしさや、遊びをテーマにした曲、またそのような雰囲気の曲。グバイドゥーリナの同名の曲集から数曲、アルヴォ・ペルト、クレネック、クルターク、藤倉大、吉松隆といった作曲家の作品がプログラムに並びました。
 
ハイライトは、友人のアリ・ロンパネンが私のために作ってくれた新曲「アルマクの砂場」の初演。この曲はフランスの学者ロジェ・カイヨワが子供の遊びを4種類に分けて考察した著書「遊びと人間」から着想を得て書かれたものですが、曲は子供の遊びでは済まないくらいの、絶え間ない音の嵐‼どうにか無事に(?)終わり、ほっとしています。
 
ちなみに、その曲をイメージして私が描いてみたスケッチがこちら:



今回はコロナ対策で客席数を減らす代わりに、ライブ放送がされました。Youtubeで5か月間、動画も公開になるそうなので、アップされたらお知らせします。
 
演奏会の様子から1枚。ライブのための機材がたくさん並んでいます。
 
© Alte Schmiede